HSPさんの休んでもなかなかとれないしつこい疲れは、脳の疲労が原因です。
脳疲労にはマインドフルネスが良いといわれていますが、感覚が敏感なHSPさんは呼吸や感覚に意識を向け続けるのが苦手で、マインドフルネスがうまくできないという方が多いのではないかと思います。
私もマインドフルネスに何度も挑戦してはくじけてきた一人です。
なぜなら私もHSPで、じっとしていること、呼吸や感覚に集中しなければならないことに苦痛を感じてしまうからです。
しかし私の中では苦行でしかなかったマインドフルネス、
毎日の習慣の歯磨きと組み合わせてみると、意外と簡単に集中力を継続できました。
そのうえあまり努力していないのに習慣化もできたんです。
さらに歯磨きに集中するので、歯もしっかりすみずみまで磨き残しなく磨けて、毎日お口の中がサッパリして気持ちもいい!(^^)!
「歯磨き」+「マインドフルネス」で、お口の健康と脳の疲労回復に一石二鳥の「歯磨きマインドフルネス」
疲れを感じているHSPさんにオススメです。

HSPさんの脳はお疲れ気味
様々な情報を敏感にキャッチして深く処理する性質のHSPさんの脳は
マルチタスクを抱えやすくオーバーワークになり疲れやすい傾向があります。

私たちの体の司令塔である脳が疲れると実に様々なサインがあらわれるようになります。
ここで脳の疲れのサインをいくつかあげてみますのでチェックみてくださいね。
次にあげた項目の中に思い当たることがあれば、脳が疲れをためているかもしれません。
- グルグルと同じことばかり考えてしまう。
- 考えがまとまらない
- 効率的にすすめられない
- 焦りを感じる
- やる気がおきない
- なかなか寝付けない
- 早く目が覚めてしまう
- 濃い味のものを食べたくなる
- 食欲がない
- 食べ過ぎてしまう
- イライラする
- 便秘する
いかがでしたでしょうか。
脳が疲れやすいHSPさんならば少なからず思い当たることがあったのではないでしょうか。
HSPさんの脳の疲れにはマインドフルネス。でも…
HSPさんの敏感な脳の疲労を回復させるのによいものといえばマインドフルネスです。
マインドフルネスは世界的大企業であるグーグルが研修に取り入れたことでも有名で
す。

緊張・うつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上や
集中力・記憶力の向上など様々な効果があると言われています。
また「今、ここ」に集中することで、脳のエネルギーの無駄遣いを防ぎ、脳疲労を回復してくれるとも言われています。
脳に疲れをためやすいHSPさんに良さそうではありませんか?
しかし残念ながらHSPさんは「マインドフルネスが苦手」な方が多い。
実際そうおっしゃる方が本当に多いのです。
なぜならHSPさんはその性質ゆえに刺激に反応しやすく、すぐに気がそれてしまいがちで、集中するのにものすごい努力を必要とするからです。

日常生活の中で、なにかの作業をしているときでも意識が「今、ここ」よりも「未来」や「過去」にいることが圧倒的に多いのではないでしょうか。
例えば歯磨きをしているときのことを考えてみましょう。
歯ブラシを口につっこみゴシゴシと動かして歯をこすってはいるものの、意識は歯磨きという行為にほとんど集中しておらず、うわの空。
「今日はあれとこれをやっとかないと。」とか
「あの支払いいつまでだったかな。」とか
はたまた「あの人があのときあんなこと言ってたな。むかつくな。」とか
「あのときの言い方、きつすぎなかったかな。」とか
意識がすぐに未来や過去に走って行ってしまいます。

作業をしているときでさえもすぐに意識が過去や未来をさまよってしまうのに
マインドフルネスはじっと座って集中し続けなければならない。
刺激に敏感なHSPにとってそれは至難の業といえるでしょう。
マインドフルネスを取り入れられれば、脳の疲労が回復するのは分かっているのに
HSPの性質が邪魔をする。
なんとももどかしい状況ですね。
お疲れHSPさんにオススメ!歯磨きマインドフルネス
脳が疲れていることは分かったけれど、脳が疲れていようとも時間はないし、しなければならないことも、考えなければならないことも山積み…
そんな「時間」や「やらなければならないこと」に常に追われていると感じる
そんなHSPさんがたくさんいらっしゃいます。
マインドフルネスがいいと聞き
やってみようと座ってはみるものの、過去や未来、不安、怒り、更には音や匂いなどの刺激が気になって落ち着かず、
すぐに立ち上がってしまう。

多くの人が取り組んで効果をあげているという、
マインドフルネスが自分にはできないことに自信を失い、
さらに諦めて投げ出してしまった自分に腹が立ち、ダメな奴だと責めてしまう。
そんな経験をされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでオススメしたいのが「歯磨きマインドフルネス」です。
じっと座って、呼吸や感覚に集中することが苦手な私が
短時間の作業にだったら、がんばれば集中することができるのではないかと
ひねり出した苦肉の策です。
といっても歯磨きに集中するという、ただそれだけのことです。

歯磨きは歯を磨く、ということに意識的に感覚を集中させやすく
思考が「今、ここ」にとどまりやすい作業といえるのではないでしょうか。
- 歯を1本1本丁寧に磨く。磨く順番を決めて今どの歯を磨いているかを意識する。
- どんな角度で歯ブラシがあたっているか、強さはどうかを感じる(手の感覚)
- 歯に歯ブラシがあたっている感覚に集中する(口の感覚)
- 歯磨き粉のにおいを感じてみる
- 意識が過去や未来にあると気付いたときは、歯磨きに意識を戻す
たったこれだけです。
長時間意識を「今、ここ」に保つのは難しいけれど、歯磨き時間の3分くらいならなんとか留まれる感じがします。
たった3分だけのマインドフルネス。
朝晩2回の歯磨きで合計6分。
そんな短い時間では何も変わらないのでは?
とお思いになるかもしれませんが、脳の疲労が回復するのか、頭がスッキリします。

わざわざ時間を作らなくてもできるということが、様々なことに追われていると感じている私にはとてもうれしいことです。
また毎日の生活の中に簡単に取り入れることができたので、習慣にすることも難しくありませんでした。
これならできるかも!と思った方は
毎日の習慣の歯磨きにマインドフルネスを組み合わせて
あなたの働き過ぎの脳を労わってあげてはいかがでしょうか。
マインドフルが苦手なHSPさんにはオススメです。